アロマバスにはどんな効果がある?乳化剤と精油の選び方

アロマバスにはどんな効果がある?乳化剤と精油の選び方

お風呂好きの方も、そうでない方も一度は耳にしたことがある「アロマバス」。
今回は、アロマバスで得られる効果と実践法について紹介したいと思います。
アロマバスを実践に伴い用意する必要がある精油と乳化剤の選び方についても紹介させて頂きます。

アロマバスとは

浴槽に貯めたお湯に数滴のアロマ精油を垂らし香りと効能を楽しむ入浴法をアロマバスと言います。
アロマ精油の中には、香りは良くとも皮膚に刺激を与えるものがあるのでアロマバスに使うアロマ精油は刺激が少ないラベンダーなどを選びます。
水と油は分離するだけで混ざることが無い為、乳化剤などを使ってお湯と精油を混ぜて入浴する方が多いです。

アロマの香りによってリラクゼーション効果を得ることが出来るのでエステサロンなどでアロマバスの入浴サービスを行っている店舗もあります。
女性だけでなく男性も楽しむことが出来る入浴法です。

アロマバスで得られる効果

アロマオイル
アロマバスに入浴することで、様々な効果を体験することが出来ます。
使用するアロマ精油によって効果は多少変わるので、共通して体験することが出来る効果を紹介したいと思います。

自律神経のバランスが取れる

アロマバスは通常の入浴に比べ、とにかく香りが優れています。
心地良い香りを嗅ぐと、自律神経の副交感神経が優位になります。
副交感神経は体の休息を司る神経なので、体が休みやすい環境になります。
眠りの質が向上し,体の傷ついた細胞の修復が促進します。

アロマバスに入用することで、体の疲労回復に繋がるのです。

気分をコントロールすることが出来る

ひとえに香りと言っても、それぞれの香りで印象が違う事を知っていますか?
「ハーブ系の香りを嗅いだ時にはすっきりとした印象」
「森林系の香りを嗅いだ時には心がリラックスし落ち着いた印象」

アロマバスに使う精油を正しく選ぶ事で、自分の気分をコントロールすることが出来ます。

【例】

  • 元気になりたい時であれば、オレンジの精油。
  • 仕事が終わりしっかりと休みたい時にはティーツリーの精油。
  • 集中したい時にはサンダルウッドの精油。

アロマバスの作り方

お風呂 アヒル
【用意するもの】

  • お好きなアロマ精油
  • 乳化剤

アロマバスの作り方は非常に簡単。
いつも入浴する時と同じように、浴槽にたっぷりとお湯を貯めてください。
浴槽に溜まったお湯に用意したアロマ精油を3~5滴垂らしてください。
(これ以上垂らしても効果が増すことはありません。)

乳化剤を入れることで肌への刺激を減らし、安全にアロマバスを楽しむことが出来ます。
作り方自体は非常に簡単なのでアロマ精油と乳化剤があれば誰でも実践することが出来ます。

乳化剤は必ず使おう

アロマバスを楽しみたいのに、なぜ乳化剤を使う必要があるのか。
実はアロマバスは肌に刺激を与える入浴法です。

水と油は混ざりません。
アロマ精油も立派な油なので、湯船に入れてもお湯の表面にぷかぷかと浮かんでいます。
この油が、あなたの皮膚に触れると刺激が感じられることがあります。
(林檎系や柑橘系は特に刺激が強いです)
直接肌に触れた時の刺激を減らす為に、乳化剤を使う必要があります。

オススメは「ケンソーバスオイル」。
アロマ用品なので質が高いので安心して使用することが出来ます。
ただ、一般の家庭にはバスオイルが置いてあることは稀だと思うので「アルコール度数が高めのお酒」を代用品として使いましょう。
ウォッカや調理酒を30ml~50ml入れることが理想的です。
(アルコールに弱い人にはオススメしません)

乳化剤の代わりにバスソルトを使うのもアリ

乳化剤がない、アルコール度数が高いお酒もない。
そんな時には、バスソルトを使う事をお勧めします。
バスソルトには、お酒や乳化剤ほどではありませんがアロマ精油の刺激を抑える乳化作用が多少あります。

バスソルトの効能を得ながら、アロマの香りを楽しむことが出来るので質の高いバスタイムを過ごすことが出来ます。

【バスソルトで得られる効能】

  • 冷え性の改善
  • 肩こり腰痛の改善
  • 疲労回復
  • 乾燥肌の改善

アロマバスにおすすめの精油

こちらの項目ではアロマバスに使ってほしいお勧めの精油について紹介したいと思います。
肌への刺激が少なく、嬉しい効能を体験することが出来る製油を厳選させて頂きました。

ゼラニウム

ゼラニウム
ゼラニウムはローズとハーブを足して割ったような香りが特徴です。
得られる効能は以下の5種類です。

  • ストレス性の不調の改善
  • 生理痛の緩和
  • むくみや肥満の解消
  • 乾燥肌の改善
  • 免疫力の向上

ラベンダー

ラベンダー
フローラルながらすっきりとした香りが特徴です。
アロマテラピーで最も使われているアロマ精油です。

得られる効能は以下の4種類です。

  • 安眠効果
  • 頭痛や筋肉痛の鎮静効果
  • 肌荒れの改善
  • 水虫等の抗真菌作用

サイプレス

サイプレス
古代エジプト時代から使われているアロマで、ヒノキのような香りが特徴です。
得られる効能は以下の4種類です。

  • やる気の向上
  • 免疫力の向上
  • むくみの改善
  • 鎮静効果

アロマバスを作るのが面倒な人は、入浴剤を購入しよう

「アロマバスを体験したいけれど、用意するものが多くて面倒くさい。」

アロマバスの用意がめんどくさい人は、アロマ系の入浴剤であるメディテーションバスαを購入しましょう。
乳化剤やアロマ精油を用意する必要はありません、この入浴剤が1本だけあれば上質なアロマバスを体験することが出来ます。
メディテーションバスα
心が落ち着く複数のアロマを楽しみながら、保湿成分で肌を潤わせることが出来ます。
コスメ大賞を受賞したことで有名なAYURA(アユーラ)が販売している入浴剤なので安心して使うことが出来ます。

乳白色のお湯と、アロマの優しい香りを楽しんでいる間に乾燥肌がみるみる改善します。
手間をかけずにアロマバスを楽しみたい人は、購入を検討して下さい。

この記事をかいた人

東山かおる
東山かおる

健康で長生きするためのブログをやっています。入浴は清潔になるだけでなく、健康のために必要な作用がたくさんあります。毎日の入浴に入浴剤をいれることで、その作用の効果を高め、リラックスでき、充実した時間を過ごすことができます。これは健康に非常にいいことですし、日々のストレス発散にもなります。ぜひ、みなさんも試してみてください。

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